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基地局とゾーン方式

携帯電話のシステムはアナログ方式で始められたので、最初は一つの基地局がサービスエリア全体をカバーする、いわゆる大ゾーン方式に則っていました。大ゾーン方式なら呼び出しを制御することも発信することも簡単であり、実現しやすかったのです。簡単に言えば、既存の電話線を、無線に変えたものでした。しかしこの方式を続けると、一つの周波数を一つの端末が占有する状態が続いてしまうため、周波数の利用効率はどんどん悪化してしまいました。要はチャンネル数以上に加入者を増やすことができなかったのです。そこで苦肉の策として打ち出されたのが、小ゾーン方式と呼ばれるものでした。いわゆるセルラ一方式がこれに当たります。セルラ一方式では、サービスエリアを小さなセルに分割し、そのセルの中心に基地局を置きます。送信出力を制限すれば、セル内の端末だけに届くように調節することができます。携帯電話も、近場の基地局との通信で済ませられるので、出力を小さくすることができ、消費電力は大幅に低下しました。 基地局の仕様を統一するのには、セルの形を揃える必要があります。また、サービスエリア内にセルでカバーできない領域が生まれないようにしなければなりません。そのセルで携帯電話が使えないと困りますから、セルはサービスエリアの隙間を埋めるように区分されます。その帰結として、三角形、四角形、六角形のセルが誕生します。電波自体はアンテナの形や設定などを横に置けば、基本的には墓地局から円を描くように広がるのが特徴です。これが何を意味するかと言えば、多角形のセルに円形の電波が届くことで、セルの境界部分に両方の電波が届いてしまうのです。

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